音圧爆上げくんをアップデートしました。
オーバーサンプリング機能を追加
オーバーサンプリング機能を追加しました。オーバーサンプリングを使うと”True Peak”と”Peak”の乖離が小さくなります。ただし、処理時間は遅くなります。Oversamplingを1xを設定すると従来と同じ動作になります。
True Peakが大きくて気になる場合は試してみてください。
「リミッター誤差スペクトログラム」を追加
「リミッター誤差スペクトログラム」は、どのタイミングのどの帯域がリミッター誤差に影響を与えているかを、スペクトログラム形式で可視化したものです。これを使うとリミッター誤差を減らしやすくなると思います。
相対的な値を表示しているので、そもそも「リミッター誤差」が小さい場合は気にする必要はありません。超高音域や無音部分などの元々音が無い部分は全体的に色が濃くなりやすいですが、聴いて問題なければ問題ありません。
重要なのは、暗い部分に存在する色の濃い部分です。この画像だと15kHz以下に縦線が多数入っています。この線はアタックの強い音のピークを綺麗に圧縮しきれずに生じた歪みです。
リミッター誤差の減らし方は以下の記事も参考にしてみてください。
Dissonance指標を追加
Dissonance指標は音の不協和度合いを表す指標です。Dissonance指標は打楽器やノイズのようにスペクトルが周波数方向に密集している音が多いと大きくなり、ピアノやストリングスなどのように音程のある音が多いと小さくなる傾向があります。
オーディオ解析を高速化
音圧爆上げくんでは、オーディオをアップロードした後、オーディオの解析が完了するとマスタリングが開始されます。オーディオの解析を高速化したので、マスタリングが開始するのが速くなるはずです。